異業種交流会が胡散臭い・マルチが多いと言われる理由と対策法を解説!

交流会

創業期でまだ案件が無かったり、ビジネスを拡大するための人脈がない時に、交流会に参加する方が多いと思います。

まだ営業メンバーがいない際は、代表者の方が参加するはず。また、フリーランスとして活動を始めたタイミングであれば、交流会に参加する方が多いでしょう。

ただ、異業種交流会やビジネス交流会では、以下のような方が多いです。

・マルチの勧誘者
・宗教の勧誘者
・他社のリード獲得のために営業をかける代行業者

実は、私が参加した交流会では、参加者の9割がマルチの勧誘者だったという経験があります。アムウェイなど有名な団体の人が自信を持って自己紹介をしており、少し怖い経験もしました。

上記のような経験で、「交流会の選び方」が大切だなと感じました。

今回はマルチ勧誘や宗教勧誘が交流会で多い理由や、どんなマルチ勧誘を行ってくるかの実例を紹介します。

このコラムは、実際に交流会でマルチ勧誘を受けた参加者さんの経験談をもとに作成しています。今回のパターンを確認いただき、上手に勧誘を回避できるようにしましょう。

異業種交流会が胡散臭いと言われる理由とは

異業種交流会は胡散臭いと言われることが多いです。

今回の主題であるマルチ業者や営業代行業者の多さはもちろんあります。ただ、そういった業者以外でも、やはり怪しい業者さんが多く参加してくることはあります。

例えば、資産運用などお金関係の業者さんや、謎の事業を行っている方など「この人は一体なんだろう」と思うことも多いです。

また、一度胡散臭い人に当たってしまうと「この人は大丈夫な人なのかな」と、正当にビジネスを行っている人にも疑いの目を向けるようになってしまいます。

正直、これは交流会開催者の責任です。

交流会をしっかりと統制して、怪しい業者さんやマルチ業者をしっかりと弾く体制を取っていないから、胡散臭いというイメージが付いてしまいました。

交流会は胡散臭いというイメージは、間違いではありません。しかし、ビジネスを拡大したいという人も多く、ビジネスパートナーとして将来深く関わっていける可能性もチャンスもあります。

もし、創業して間もない人だったり、人材を探している人などは積極的に参加して、チャンスを掴んでいきたいですね。

マルチが多い異業種交流会の特徴とは?ネズミ講の参加者が多い理由

異業種交流会にはMLM(マルチレベルマーケティング)やネズミ講・宗教勧誘が多い傾向にあります。

また、他社のリード獲得代行業者として、売り込みをする人も多いです。

これは交流会が対面で話すことができ、関係構築しやすいことが影響しています。また、断りづらい雰囲気があるため、次へのステップに移行させやすいのです。

そのため、多くのマルチ勧誘者やリード獲得業者が売り込みをしてきます。

それではどんな交流会が、マルチの巣窟になりやすいのでしょうか?これまで多数の交流会に参加しましたが、以下のような特徴があります。

・無料の交流会である
・勧誘禁止と表示されていない交流会
・勧誘OKの交流会である

・土日の交流会である

基本的に上記の交流会がマルチが多い傾向にあります。それぞれについて、確認してみましょう。

無料の交流会である(代行業者多め)

まず、無料の交流会には代行業者が多い傾向にあります。他社のリード・お問い合わせを獲得するために、交流会に出て営業活動をしています。

無料ということもあってテレアポのような感覚で営業をする傾向にあり、断るのも面倒になります。

着席型の交流会だったり、ZOOM交流会の場合は10分近く無駄な時間を過ごしてしまうので、お金はかからないですが、時間をロスしてしまいます。

また、無料の交流会は参加者の質も低めです。特にZOOM交流会には、必ず以下のような人が参加します。

・スピリチュアル系の個人事業主
・お金のコミュニティ、セミナーへの勧誘者
・マッサージ師など、健康系の勧誘者

時間はあるが、お金は無いという人が参加する傾向にありますので、マルチ勧誘者も参加してきます。時間をロスしてしまう可能性もありますので、注意しつつ参加したいですね。

勧誘が禁止されていない交流会や、勧誘OKの交流会

勧誘が禁止されていない交流会だったり、そもそも勧誘OKとしている交流会には高い確率でマルチ勧誘の業者がいます。

まずは交流会の詳細をしっかりと見て、勧誘OKなのか、マルチ業者が参加OKなのかを確認しておきましょう。

勧誘を禁止していなかったり、マルチや宗教関連の人の参加を禁止していない場合は、参加してくると思って良いですね。

土日祝日に開催される交流会である

土日祝日に開催される交流会で、特にオフライン型の交流会は注意しましょう。

私自身も、オフライン型交流会に参加した際にマルチ業者が多数いるものに当たりました。

なぜ、土日祝日のオフライン型交流会には、マルチ業者が多いのでしょうか?これは、マルチ業者には本業があるということが関係しています。

基本的に、マルチの団体が大きくなればなるほど、末端の人間に入ってくるお金は減っていきます。つまり、稼げないのです。

そのためマルチの活動だけでは生計を立てられません。そうなるとマルチ業者は平日に別の仕事をしていて、休日になると交流会が多い都会に出て参加するという流れがあります。

ビジネスを本気で行っている人は平日土日も稼働していますが、わざわざ土日の交流会には参加しない傾向にあります。

ただ、勧誘禁止やマルチ業者禁止の交流会と銘打っていれば、回避できるかもしれません。

このあたりは、最低限交流会の詳細を確認しておくようにしたいですね。

異業種交流会でマルチ業者や代行業者が使う手法を紹介

それでは、異業種交流会でマルチ業者や営業代行業者が、どのような勧誘を行ってくるのかを解説します。

これは、たくさんの人と話してきて、マルチ業者や代行業者がどのような誘導を行うのかを研究した結果です。

以下を知っておいて自身の防御力を高めておき、交流会で人を見る目を養っておきましょう。

今、紹介枠が余っているので…という代行業者の勧誘パターン

◯◯という課題があるんですね。実は私達の繋がっている会社様で、こんなサービスがあるんですが使ってみませんか?今、最後の紹介枠が余っていて、今月ならすぐにお繋ぎできますよ。

交流会に参加する営業代行業者の方は、他の参加者をリードとして見ています。もちろん、しっかりとした営業代行業者の方もいますが、一部の迷惑行為を行う業者の方が存在するため、注意が必要です。

課題を引き出して紹介枠という言葉を使って、リードを獲得しようとします。営業なので仕方が無いと思いますが、基本的にそういった業者さんと繋がっても、様々なサービスを紹介されるのみで時間の無駄に終わります。

以前、フリーランスの営業代行業者さんと、Yentaというアプリで繋がったことがあります。その際、毎日のように「こういったサービスがあるのですが、お繋ぎいかがですか?」と紹介してきます。

自分のビジネス拡大に必死な最中に、毎日のようにこういった連絡が来ることはストレスでしかありません。胡散臭いというイメージが付くのは、こういった業者さんがいるからでしょう。

交流会などで知り合う他人から「お繋ぎ」「ギブ」「ご紹介」などの言葉が来たら、少し注意が必要です。こういった方は、ギブの意味を履き違えている人が多いため、気をつけたいですね。

有名なビジネス団体で「BNI」というビジネスコミュニティがあります。

BNIは月に1度必ず誰かを紹介しなければならないという決まりがあり、その枠を埋めるために営業をかけてきます。正直、繋ぐというよりも自分のメリットしか考えていないことが多いので、注意したいですね。

もちろん、本当にビジネスを拡大して成功している人からのお繋ぎや紹介は、素晴らしいご縁になります。相手がどんなビジネスをしていて、どんな人なのかを見る目を養っておきたいですね。

今度、有名な先生がセミナーを開くんだけど、来ない?というマルチ勧誘パターン

私達のコミュニティの先輩でかなり成功している人がいて、今度その人がセミナーを開くんだけど来ない?お金とか世の中のこととか知れるし、成功している人もいっぱいいるから繋がれるよ

これは、自分たちのコミュニティは成功者がいて、その成功者がセミナーを開くという「他人の権力を使って誘導」するパターンです。

そのセミナーで直接勧誘することもあれば、セミナーでは関係構築を行って、その後ZOOMなどでじっくりと勧誘を行ってくるパターンもあります。

お金のセミナーや、健康系のセミナー、勉強会などに誘ってくるパターンは、裏の目的がある可能性があるため注意したいです。

また、そういった人たちは自分たちが行っている事業について、詳しく話さないことが多いです。

ビジネス系だと、最近は水素を販売する「アッチェ」というマルチ勧誘グループの名前をよく聞きます。意識が高いように見せて、最終的に長時間勧誘を行ってきますので、注意しましょう。

まとめ-どんな人が信用できるのか-

最後に、どんな人がビジネスにおいて信用できるのか?についてお話します。

個人的にビジネスで繋がっていく際に信用できるかできないか、正解はありません。これが結論です。

過去、以下のような体験した人がいました。

交流会で出会った人で、同じような悩みを持った人がいました。定期的に励まし合って頑張っていたのですが、その人がいつの間にかマルチ勧誘者になっていました。
その人は1ヶ月前にマルチになっており、私にマルチの勧誘を行ってきました。

はじめのうちは信用できても、人は変わります。つまり、信用できるかできないか、ある程度定期的に付き合いがないと分からないものなのです。

それでは、例えば交流会で繋がったとして、どのように人を信用し、ビジネスパートナーになっていけばよいでしょうか?

私は色々な人に助けてもらい、お仕事を獲得してきました。そして、色々な人の体験談を聞いてきましたが、以下がポイントです。

①SNSや定期的に発信できるもので繋がり、その人がどんな人なのかを見極める
②小さなもので良いから、一緒になにか仕事をしてみる

一発で人を見極めることはできません。定期的に発信できる、SNSやホームページなどで繋がっておくと、長期間その人について知ることができますので、どんな人かある程度わかります。

また、特に②がおすすめです。その人の仕事のスタンスや、どんなつながりがあるのか?など、仕事をすると分かってくるものがあります。

もし、ビジネスパートナーを見つけたいのであれば、いきなり信用するのではなく、少し時間をかけてその人について知っておくべきでしょう。

確かに、交流会に参加する人は胡散臭い人も多いです。ただ、全てがそういった人ではありません。交流会には色々な人が参加しますし、チャンスも転がっています。

人を見る目を養ってチャンスに繋げていきたいですね。

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