交流会に参加する場合、 どうしても怪しい勧誘を受けてしまうというリスクは存在します。
交流会に限らず、例えばビジネスマッチングアプリや一般で開催されているスポーツイベント、さらには病院までマルチ商法やネズミ講、悪徳セールスによる販売は後を絶ちません。
今回は交流会に絞ってはいますが、どんな場合でも勧誘の可能性はあると言うことを考えておきましょう。
今回は、マルチに勧誘された体験者に多数のインタビューをした経験から、マルチ勧誘に遭ってしまうパターンを紹介。どのように勧誘や代理店営業の売り込みを避ければ良いか紹介していきます。
ビジネスマッチングに関する勧誘や売り込みは後を絶たない
皆さんも活発に活動していれば、一度は出会ったことがあるかもしれません。
マルチ商法による勧誘やサービスの売り込みは多いです。
まずビジネスの場において、なぜマルチ商法の勧誘やサービスの売り込みを受けることがマイナスになってしまうのかについて紹介します。
なぜビジネスの現場で勧誘や売り込みをされることが無駄なのか
【勧誘や売り込みを受けることの無駄】
①せっかく仲良くなっても、実際は勧誘だったとしたら時間が無駄
②関係構築をしても、他社サービスの売り込みをされるだけだと労力の無駄
③最悪、マルチにはまってしまうとこれまでのコネクションを失うというリスク
ビジネスにおいて、大切な要素に時間・お金・コネクションがあります。
マルチに勧誘されたり、営業を受ける事は、上記の要素を失う可能性があります。
例えば、頑張って関係構築をしていった相手から謎の商品を紹介される場合。
それがマルチ勧誘が気づいたとしても、これまで頑張って関係構築をしてきた時間は何だったのか?と損した気分になりますよね。
また、他社製品を紹介する代理店営業の人も交流会には多いです。
ビジネスパートナーになったり、案件をもらえるかもしれないという期待を、大きく裏切られてしまうため無駄を感じることが多くなります。
最悪、マルチ商法のグループに入ってしまった場合、マルチ商法の商品を販売しなくてはいけません。これまで良い付き合いをしてきたビジネスパートナーに勧誘をしてしまったら、関係が途絶える可能性はとても高いと考えておきましょう。
勧誘や売り込みが多いビジネスマッチングサービス
それでは、ビジネスの現場において、どんなサービスを利用すると勧誘や振り込みをされてしまうのでしょうか?
【ビジネスにおけるマルチ勧誘や代理店の売り込みが多いパターン】
①Yentaなどのビジネスマッチングアプリ
②勧誘を禁止していない異業種交流会
③お金に関するセミナーやコミュニティー
④ビジネスとかけあわせたイベント
基本的に不特定多数の人と交流しようとする場合、そこには勧誘や売り込みのリスクがあることを覚えておきましょう。
また、ビジネスの現場では、これまで苦楽を共にしてきたクライアントから勧誘を受けるケースもあり、もはやビジネスと勧誘は切っても切れない関係であると思っておいた方が良いです。
特にYentaなどのビジネスマッチングアプリは、7割がマルチや営業のイメージです。残りの3割と関係構築をする必要があり、かなり効率が悪い印象でした。
交流会も、マルチ商法や代理店営業や営業代行による売り込みであるケースが多いです。
ビジネスマッチングアプリと比較して交流会が良い点は、 最初から対面で話せる点でしょう。メッセージだと見抜けないパターンが多いため、注意したいですね。
このほかお金に関するセミナーや一部のコミュニティ、ビジネスイベントでは、 主催者を含めて、マルチやビジネス集団が運営するケースがあります。
勧誘や売り込みの可能性があるという事は、あらかじめ頭に入れておき、自らを防衛できるようにしておきましょう。
マルチ商法の勧誘や代理店営業の売込みを見抜く方法
これまで勧誘を受けたり、代理店による影響を受けた方の体験談をたくさん聞いてきました。
ビジネスを始めたての方だったり、あまり勧誘を受けたことがない場合、知識として持っていないと避けることが難しいです。
交流会をメインとして、勧誘や売り込みを見抜く方法について紹介します。以下がビジネスで引っかかりやすいパターンになります。
【勧誘・売り込みされるケース】
①案件を紹介する・人を紹介すると目的を偽った販売
②無料のビジネスセミナー、お金や投資のセミナーに誘われる
③どんな事業をしているのか、詳細を語ろうとしない
④仕事の悩み、収入の悩みを細かくヒアリングしてくる
⑤師匠がいるから紹介する・有名な先生が来るから話してみないかと言われる
⑥紹介枠が余っていて無料だからこのサービスを使ってみないかと言われる。
⑦クライアントから紹介されるパターン
上記が主に勧誘や売り込みをされるケースです。後ほども記載しますが、ここで重要な点もお伝えしておきます。
・勧誘や売り込みを怖がっていたら、チャンスを逃す可能性もある
・甘い話は無い。基本的にビジネスは大変なものだから楽して稼ごうというマインドを捨てる
これだけは覚えておきましょう。特に「甘い話は無い」と考えること。ビジネスを簡単に考えてはいけません。
それでは、今回紹介する勧誘や売り込みのパターンを詳細にまとめます。
案件や人を紹介するから話そうという代理店営業や勧誘
交流会において、特に多いのが代理店営業です。
交流会に表れる代理店営業の業者は、参加者を紹介することでお金を得ています。
例えば、「ビジネスマッチングアプリが無料だから使ってみないか」と交流会の参加者を勧誘します。 参加者は無料だったらいいですよと、紹介されたアプリを業者経由でダウンロードします。
その時点で、代理店販売業者にはお金が入っています。 代理店販売業者の目的は紹介してお金を得ることなので、それ以上の発展はありません。つまり付き合うだけ無駄なのです。
無料のサービスをいきなり紹介されたり、人を紹介するから会ってみないかと繋ごうとするパターンは、裏でお金をもらっているケースが多いため注意しましょう。
人を繋いでくれるパターンは善意のものもあります。見抜き方としては、自分から「こんな人がいませんか?」と聞いてみて、それに対して紹介してくれるパターンです。
自分発信の要望に答えてくれるのであれば、代理店営業の可能性は低いでしょう。逆に、相手から「こんな人がいるから会ってみませんか」というパターンは、裏でお金を得ているケースも多いです。
「ギブをする」などビジネス用語を使ってくる相手にも注意したいですね。(過去、私達の交流会にもそういった参加者がいたため、注意喚起でもあります)
無料のビジネスセミナーやお金の投資セミナーに誘われる
悩んでいる人が引っかかりやすいのが、ビジネスセミナーやお金のセミナーへの勧誘です。
例えば、事業がうまくいっていない。今、フリーランスとして収入に心配があるなどの不安があると思います。
そこに対して、無料のセミナーがあるから勉強してみないか?などのパターンはとても多いです。
セミナーに登壇するのは、成功してキラキラしている人。そして、セミナー運営者はマルチ勧誘業者であるというパターンが多い。
このセミナーでは、基本的に勧誘は受けません。なぜセミナーや勉強会に誘ってくるのかと言うと、関係構築をするためです。
成功者のキラキラした姿を見せて、自分もこうなりたいと思わせる。そして、成功したいのであれば「自分も事業者にならないか」というように勧誘します。
実はマルチ勧誘者は、ほぼすべての人間が個人事業主なのです。
特にフリーランスを対象として「新しいビジネスを始めないか」だったり「事業者にならないか」と言う誘い文句はマルチ商法の可能性がありますので注意しましょう。
どんな商材であるか、最後の勧誘まで語らないパターン
マルチ商法の勧誘者は、「自分の事業は誤解を招きやすいから、後で時間があるときにじっくり説明するね」という形で、自分の事業について細かく語ろうとしません。
また「詳しく話せる私の師匠がいるから、その人から聞いてほしい」だったり、「成功している先輩から聞いた方がイメージが持てるから繋ごうか?」というパターンは、マルチ商法率が高いです。
成功している人は普通のビジネスであれば、どんな事業かを堂々と確実に話せます。 むしろ、成功の秘訣を詳しく話したいものです。
成功しているにもかかわらず、どんな事業なのかを詳しく話せないのは基本的にありえないこと考えておきましょう。
なぜ詳しく語ろうとしないのか。それは最後の勧誘の前に離脱されてしまうからです。
甘い言葉をかけて勧誘まで持っていくパターンが増えていますので、注意しましょう。
収入の悩みを詳しくヒアリングしてくる
勧誘者の手法として、悩みのヒアリングは欠かせません。
例えば、「結構上手く行っているんですね、逆になにか悩みは無いの?」だったり、勧誘者側から悩みを出して、「あなたもこんな悩みない?」と誘導するケースまであります。
勧誘者や代理店販売において、相手の課題感を聞き、親身になって解決しようとする姿を見せることは、勧誘を成功させるためのスキームの1つです。
もちろん、善意でやってくれている人もいますが、 やけに悩みを詳しく深掘りしようとしてくる怪しい事業者には注意しましょう。
悩みのヒアリングは誰でも行うものです。そのため、ヒアリングに加えて、他のパターンが組み合わさっているのであれば、少し疑った方が良い傾向にあります。
師匠が来る、有名な先生がうちに来るから来ない?
ビジネス系だと少ないかもしれませんが、健康系の勧誘者はこの手法を使います。
例えば今度私にビジネスを教えてくれた有名な師匠が来るから、一度会ってみない?というような流れです。
そして、「それは無料であり、特別にあなただけに会ってくれる」という限定性を出すような方法を用います。
健康系の場合は、個人宅に招待されるケースが多いです。
ビジネスの場合はカフェに誘導されます。
ここで考えておきたいのは、基本的に有名な師匠や先生は、自分よりも大幅に位が下な人にわざわざ会おうとはしません。
その前提をもとに、 なぜ自分に会いに来るのかを考えましょう。多くの場合で裏の目的があります。
ただし、ある程度自分が事業で成功していたり、何か特別なスキルを持っている場合は話は別だと思います。
もしかしたらあなた自身の能力に惹かれていて、一緒にビジネスをしたいと考えている可能性もあります。
自分に会いに来るメリットはなんだろうと考え、少し詳しめに相手に聞いてみるようにしましょう。
代理店営業による無料サービスの勧誘や売り込み
以前、私が会った営業代行の人に、良いサービスや良い人がいたら、紹介しても良いですか?と言われ、OKしてしまいました。
その後何十回にわたり、「こんなサービスがあるんですけど会ってみませんか」「こんなサービス興味ありませんか?」とメッセージが来ました。
断るのも面倒になって、返信もしなくなりましたが、せっかく良い人だったので残念な気分になりました。
不特定多数の人に出会えるビジネスマッチングツールや交流会では、代理店営業の人がとても多いです。
リード獲得支援として、「紹介することでお金を得るビジネス」をしている人はとにかくプッシュしていきます。関係を持つと面倒なことになります。
ここで、判断ポイントがあります。
その営業代行業者やリード獲得支援業者は、相手目線に立っているか?
例えば相手発信で「こんな人がいる」「こんなサービスがある」と伝えてくるパターンは、100%営業です。こちら側の事業について全く興味を持たず、ただ誰かを紹介しようとする人は、こちらを売り物として見ているため、注意しましょう。
逆に、自分発信で例えば「こんな需要がある人がいたら、繋いでください」という話に沿って紹介してくるパターンは、営業ではなく善意の可能性が高いです。
リード獲得支援や営業代行など、良い人ももちろんいるのですが、迷惑行為をする事業者もいますので、注意したいですね。
クライアントから紹介を受けるパターン
最後にビジネスにおいて、最も断りづらいパターンを紹介します。
それは、お客様から紹介を受けるというパターンです。
例えば、ホームページを作って納品したクライアントからご飯に誘われ、「こんなビジネスコミュニティがあるから入ってみない?初回のビジター参加は無料だよ」と紹介されます。
このビジター参加については、BNIというビジネスコミュニティの用語です。
特に経営者は、何かしらのビジネスコミュニティに入っている可能性があります。クライアントからの紹介はある程度信頼している場合は、とても断りづらいです。
ただ、良い顔を見せたいからといって、自分の選択肢を狭めるようなものに入ってはいけません。BNIや経営者団体は非常に多いため、注意しておきましょう。
まとめ-甘いビジネスは無い。注意して会おう-
今回は交流会などビジネスの現場で、マルチ商法の勧誘や代理店営業への売り込み対策を紹介しました。
1つ断っておきたいのが、すべての人間が関与行ってくるわけではないと言うことです。善意で色々な人を繋いでくれる方もいます。疑ってばかりではチャンスを逃す可能性もあるのです。
ビジネスをする人にとって断る力はとても大切です。
ポイントとして会うのは良いがきちんと知識を持ち、危ないものは断ると言うことを意識しましょう。
そして何よりも肝に銘じたいのが簡単に稼げたり、簡単に成功するものは偽りです。
ビジネスは辛く努力した先に成功がある。簡単に儲かる話は無いと心に命じておけば、詐欺やマルチ勧誘から正しく身を守れるでしょう。
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